なごやか住まいの活性家

背景

わたしたちの住む名古屋市中川区は名古屋市の中でもほぼ10分の1の住人が暮らし(220,939人 H24統計)ている行政区であります。この地域の地盤はほとんどが沖積層という新しい地層に覆われ、東海・東南海連動地震の場合にはほぼ全域において液状化が発生すると予想されています。(名古屋市での震度・液状化被害の予測)。

 建築物の耐震化改修の促進に関する法律により、国、愛知県、名古屋市ともに耐震化率90%(H27)を掲げて耐震診断と耐震改修がすすめられてきました。名古屋市では平成15年から平成22年にかけて21,226件の耐震診断が行われたにも関わらず、耐震改修が行われたのは1,900棟にしか過ぎません。古い建物は、耐震改修をしたとしても耐震診断結果が1.0(合格点)を上回ることはかなり困難であり、それでは補助金の助成を受けることができないためでもあります。

 名古屋市の調べでは平成20年の木造住宅の耐震化率は58.1%であります。中川区の木造住宅数は31,830戸(H20名古屋市統計)でありますので、割合からすると13,336戸は非耐震化住宅ということになります。中川区の町の中を実際に歩いてみると、名古屋市平均よりも非耐震化住宅が多いと感じます。耐震化が不可能だからとこれらの建物が取り残されることなく、限定的(例えば寝室のみなど)に耐震強度を確保することや家具の転倒防止を施すことによって生命の危険を回避するなどの手当ては可能であるとともに必要とされていると思います。